ミレニアム・パダワン号

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美しすぎる名作『ローグ・ワン/スターウォーズ・ストーリー』をただただ褒める会

すごい今更ですが、『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』のレビュー記事をしたためようと思います。

 

私チュン・ソロは、本編のオリジナル三部作、プリクエル三部作もちろん大好きなのですが、単体では『ローグ・ワン』溺愛してます。。

何回観ても新たな味わいが増してくるんです。

ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー (字幕版)

 

てな訳で、本記事ではただただローグワンの美しさをべた褒めします。

 

 

そもそも『ローグ・ワン』とは?

『スター・ウォーズ エピソード3.9』と呼ばれているように、『エピソード4』の直前までを描いたスピンオフ作品です。

もっと正確に言えば、エピソード4のオープニングクロールの冒頭2段落を作品化したものです。。

 

"時は内戦の時代。隠れた基地から出撃した反乱軍艦隊が、悪の銀河帝国に対して初となる勝利を挙げた。

 

戦闘の最中、反乱軍のスパイが、惑星を丸々破壊する能力を持つ帝国の最終兵器の宇宙要塞「デス・スター」の設計図を盗むことに成功した。"

 

文章にしてたったの3文。。

てか、最後とかほとんどデス・スターの説明文だし。。笑

 

それをよくもここまで、美しく描き通したなと。

「なぜ『初勝利』を劇中で描かないんだ!?」という今までもやーっと頭の隅にあった謎に、ここまで鮮やかに答えてくれるのかと。

この時点から素晴らしい訳です。

 

美しすぎる対比<コントラストの世界>

で、これ。

前提として、スター・ウォーズには詩的に韻を踏むような演出が多くあります。

最も代表的なのは、父アナキンと息子ルークの生き様の対比。強いフォースを持って砂漠の惑星に生まれ、ジェダイとなり、圧倒的な悪を前にして決断を下す。重なりながらも、少しずつ違い、最後は全く異なる選択肢に至る道。

さらに言えば、EP6エンドアの戦いとEP1ナブーの戦いは、三方面戦争(ジェダイvsシス、宇宙戦、地上戦)であるところや、結末まで同じ線をたどっています。挙げ始めるとキリがなくなる。。

 

しかし、一作品内にこれほどまでに精緻にコントラストが組み込まれてるのは『ローグ・ワン』ならではとチュン・ソロは思うのでした....

 

冒頭:スター・デストロイヤーとクレニックのシャトル

スター・ウォーズは必ず「宇宙のシーン」から始まります。エピソード4の冒頭で、頭上を悠々と進む巨大なスター・デストロイヤーに度肝を抜かれた方も多いのではないでしょうか。

 

それに比べてローグ・ワンで最初に登場するのは、デストロイヤーよりもかなり小さな帝国シャトル。(正式名称は「ST 149」とのこと。)

 

『ローグ・ワン』が、ジェダイやシスといったいわゆる超能力者、いわゆる「大きな存在」ではなく、もっと小さく「普通」な一般市民目線の物語であることが示唆されてるのではないでしょうか。

ジンにできたのは、フォースを使うのでなく、フォースを信じることのみでした。

冒頭からローグ・ワンらしくて好き。

 

ドロイドと人間

C3PO:

小惑星帯を無事に航行できる確率は3720分の1です!

ハン・ソロ:

確率なんてクソくらえだ!

(エピソード5)

 

当然のように人間とドロイドが共存する世界を描くスターウォーズ。劇中ではたびたび、その対比がなされます。

基本的にドロイドは、「論理」をベースとして物事を考えます。ローグ・ワンでは、K2SOがドロイド代表のような位置づけでした。対する人間は、論理がありながらも突拍子も無い行動を取ることもあります。

K2がそんな「人間的」な行動に遭遇する象徴的な2シーンがこちら。

 

①全く理解できないK2

ジンは反乱軍に拉致された後、ソー・ゲレラとの仲介ミッションを引き受け、キャシアン、K2とU-Wingに乗り込みます。

その際、ジンはいつの間にかブラスターを所持していました。まだ会ったばかりで信用ならないため、キャシアンはブラスターを返すよう求めます。が、ジンのこの一言を受けて一転、所持を容認するのでした。

 

"Trust goes both ways." (信頼はお互い様よ)

by ジン・アーソ

 

キャシアンの判断は、論理的には破綻しており、K2にとって理解不能でした。

 

②「何か」を理解するK2

スカリフで情報保管庫に到達した3人。K2は保管庫の外でコントロールパネルを管理する役割を担当し、キャシアンとジンが保管庫内部に潜入、デス・スターの設計図を探します。

ジンはキャシアンに続いて保管庫に入ろうとしますが、何か思い出したかのように外のK2のもとに戻ってきてひとこと。「これいるでしょ?」とK2にブラスターを手渡します。これにK2は...

 

"Your behavior, Jyn Erso, is continually unexpected." (ジン・アーソ、あなたの行動にはつくづく驚かされます)

by K2SO

 

ブラスターという「命を奪うことができるもの」を介した対照的なやり取り。

そして、入ろうとしたけど「思い出した」ようにって戻ってきて、ってところがミソ。。この何気ない一挙動がK2にブラスターを渡すことをより自然なことのように見せてる。

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「なにかを悟ったK2...」

出典:スター・ウォーズ キャラクター紹介

 

いやーっ、何とも美しき対比、演出。。

 

希望と絶望

“Help me Obi-wan Kenobi, you’re my only hope.” (助けてオビ=ワン・ケノービ、あなただけが頼りです)

by レイア・オーガナ

(エピソード4)

 

「希望」はスター・ウォーズの大きなテーマですね。でもその源には...?

 

ジェダのシーンはまさに象徴的でした。。

一方で、帝国の最終兵器の絶望的な威力が見せつけられ、一つの都市が一瞬で壊滅する。

一方で、その兵器を作らざるを得なかった父親が命を懸けて送り出した、希望のメッセージが娘に伝わる。

 

後の決死の作戦「スカリフの戦い」では、兵士が叫びます。

"For Jedha!" (ジェダのために!)

by 反乱軍兵士

 

強い闇から強い光が生まれる。逆もまた然り。まさにスター・ウォーズを体現している。

 

オリジナル三部作との関連

そして旧来のファンの喜ばせ方まで上手い。いわゆる小ネタ、イースターエッグというやつです。

 

ローグ中隊

オリジナル三部作で登場する反乱同盟軍の「中隊」には、基本的に色の名前が付いています。

ルークが所属したレッド中隊、ランド・カルリジアンが第2デス・スター戦で率いたゴールド中隊、などなど。

その中で、エピソード5のホスの撤退戦で突如登場したローグ中隊は、いろんな意味で異色でした。でも、まさかこれがボーディの口から咄嗟に出た「ローグ・ワン」という名前と、その名の下で戦った兵士らの勇姿を記憶に残すためとはね。。

 

いやこんな演出、誰が思いつけるんだよ。。

 

※ちなみに、似た感じでエピソード8で謎の特攻を遂げたレジスタンスの旗艦船は、スカリフの戦いを指揮したラダス提督の名前を取って「ラダス」と呼ばれてます。

 

レッド5

エピソード4で反乱同盟軍に加入したルークは、レッド中隊の隊員レッド5として、対デス・スター戦となったヤヴィンの戦いに参加します。

 

「よく突然入れたな」というツッコミは置いといて、

「なんで5っていう途中の数字を担当するねん?後から来たから、普通最後の方の数字担うやろ?」ってなるわけですよ。

 

その心は、、、直前にレッド5がやられたから!!笑

前任者は『ローグ・ワン』内のスカリフの戦いで、TIEファイターに撃ち抜かれ、見事に木っ端微塵となってます。

空いていたレッド5枠に、ルークがするっと滑り込んだわけですね。。

 

こういうちょっとした小ネタに気付いた時って楽しいよね。てか楽しいんですよね。。だからオタクなんだろうな。。

 

農家のお家

スターウォーズ世界の一般家庭の「家の中」まで見れるのは、エピソード4とローグ・ワンだけ。(エピソード2の削除シーンには、アナキンがパドメの実家を訪ねるシーンがありましたが...笑)

そして、ルークの住んでいたタトゥイーンのラーズ家と、ジンの住んでいた惑星ラムーのアーソ家は様々な点で重なります。

たとえば、家庭の味ブルーミルクそして外に佇む水分凝結機!

 

にしても、ルークがトシステーションにパワーコンバーターを取りに行っている時代、ジンは親もなく一人で過酷な戦いをしていたんですね。

そして、ジンが命懸けで届けた設計図から見つけたデス・スターの弱点を、見事ルークが撃ち抜いて勝利を収めるんだから。。

人生どうなるもんか分かったこっちゃない。

 

息を呑む映像美

まあ、ここは補足みたいなもの。

美しい/印象に残る/キャラクターの特徴を存分に活かしている。チュン・ソロ的お気に入りシーン3選。

 

冒頭に登場するゲイレンが住む惑星ラムーの海岸

冒頭から本気な美しさ。

高い空に広がる海。

宇宙での戦いがメインの物語のはずなのに、宇宙空間ではない平和な風景がここまで目に焼きつくか、と。

 

ムスタファでのベイダー登場シーン

霧が立ち込める中、影から先に登場するのが似合うなんて、ベイダーくらいのもの。

最後のベイダー無双が注目されがちだけど、こっちのシーンも味わい深い。

 

スカリフ上空に結集する反乱同盟軍艦隊

これはもう何の説明もいらない。。。

ただただアツイよね。

 

ちなみに、Xウィングの後方部からの視点もローグ・ワンならでは。臨場感あって好き。

 

まとめ

てことで、ただただローグ・ワンの好きなとこを列挙しました。読んで楽しいかは分かりませんが、チュン・ソロ的にはすっきりしたので満足です。

 

こんだけ従来のファンを喜ばせつつ、それであって前知識なくても普通に楽しめるからこれまたすごい。

壮大なスカリフの戦いやベイダー無双、ボケ担当のK2SOなどなど魅力が山ほど。

 

今度見直す機会がありましたら、ご自分なりの好きポイントを見つけてみてください!絶対あるはずです!

 

 これ、盛りだくさんなやつ。

 

これはブルーレイとDVDのセットのやつ。

 

で、これが私の大事なコレクション。 既に20回は観てる。笑

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 ローグ・ワンと強く結びついているデス・スター計画の歴史はこちら。

www.millennium-padawan.com

 

それでは次に会う時まで、May the force be with you....

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おまけ

べた褒めしましたが、完全無欠なものなどありません。文句はありますよ。。笑 一番はスカリフの戦いかな。宇宙戦は好きだけど地上戦が若干訳分からない。特にマスタースイッチのくだりが。これに関しては、残り組のボーディ、ベイズ、チアルートの見せ場作りですね。ラダス提督は、到着時からシールドを壊そうとしてました。そこに命懸けで「シールドを壊して」と伝えてもねえ。臨場感もないよね。あ、えーとそれくらいかな。笑